OCHA＝国連人道問題調整室は3日、イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの現在の人口を約210万人とする推計を発表しました。9割に当たる190万人が避難生活を続けているとしています。衝突状況に振り回され、複数回の避難を余儀なくされた人も多いと分析しています。

昨年10月の衝突開始時の人口は230万人弱でしたが、国境は厳しく管理されており、記録上ガザから脱出できた人は11万人にとどまっています。イスラエル軍により北部と南部が分断され、住民だけでなく国連関係者も行き来できない状況が続いています。激しく破壊された北部には最大35万人が残っており、早急な支援が必要とされています。（共同通信）